本席のお床です。

関学茶道の掛物と共に、

花蘇芳、赤と白の椿を飾っております。


本茶会は日本神話の木花咲耶姫のお話を題材にして

お道具を取り合わせていました。


その一環として、木花咲耶姫の夫である瓊瓊杵尊の持つ

三種の神器のうちの一つである勾玉に見立て、玉香合を飾っております。


寄席のお床です。

三種の神器の一つである刀に見立て、

掛物は太刀の画を飾っております。


また木花咲耶姫の象徴である桜を飾り、

瓊瓊杵尊と木花咲耶姫が出会ったとき

木花咲耶姫が貝拾いをしていたという神話に合わせ、

ホタテ貝の香合を取り合わせました。



当日に飾った桜です。

実は近畿圏の殆どの地域は桜の開花予想が茶会の日以降で、

ぎりぎり桜が開花していた和歌山県から通っている部員がいたため、

入手できたという裏話があります。




寄席の掛物の太刀の画です。

とても迫力と勢いのある絵で、個人的にとても好みです。




寄席の香合です。

本物のホタテ貝を使って作られているそうです。

はじめて見たときは、てっきり貝の形を模った何かだと思っていたので、

本物のホタテ貝だと知ったときはとても驚きました。


本番で使った主菓子です。

ご覧の通り、桜にちなんだお菓子となっております。


この度のチャリティー茶会では、

木花咲耶姫の神話に合わせ、

仁清写の羽衣の絵が描かれた茶碗を木花咲耶姫に

黒織部の茶碗を石長姫に見立てていました。


残念ながら、写真を用意することが叶いませんでした。

申し訳ありません。




今回、茶会を開かせて頂いた大阪美術倶楽部の松風の間です。


大阪美術倶楽部という滅多にないところでお茶会を開かせて頂き、

心から感謝の意を申し上げます。